テオリアウッドとは

テオリアウッドとは、加圧注入処理と呼ばれる特殊な処理を木材に施すことにより通常数年で腐ってしまうソフトウッド(針葉樹)で30年以上の高耐久材を実現した木材です。テオリアランバーテックでは地元信州の冷涼な気候で育った杉材及びヒノキ材を製材から加工、注入までを一貫して行っています。

30年長持ち 業界トップクラスの耐久性

テオリアウッドとホームセンターの木材では耐久性が違います。みなさんもホームセンターなどで緑色をした木材をご覧になったことはありませんか。同じ緑色でも濃度が異なります。

この濃度(性能)はJAS規格(日本農林規格)で定められており、一般的にホームセンターなどに出回っているものはK3と呼ばれ屋内使用(住宅土台や、地面に接しない用途向けの性能)に使われています。

JAS・AQ性能区分

JAS保存処理
性能区分 木材の使用状態 具体的内容
K1 屋内の乾燥した条件で腐朽・蟻害のおそれのない場所で、乾材害虫に対して防虫性能のみを必要とするもの 屋内で虫の被害を防止する
K2 低温で腐朽や蟻害のおそれのある条件下で高度の耐久性の期待できるもの 北海道など寒冷地域で住宅土台
K3 通常の腐朽・蟻害のおそれのある条件下で高度の耐久性の期待できるもの 住宅土台
K4 通常よりはげしい腐朽・蟻害のおそれのある条件下で高度の耐久性の期待できるもの 屋外で使用する場合
K5 極度に腐朽・蟻害のおそれのある条件下で高度の耐久性の期待できるもの -
木材保存,21,3(1995)より
AQ認証
解説 性能区分
- -
比較的寒冷な地域で、屋内や、地面に接しない用途向けの性能 3種
屋内や、地面に接しない用途向けの性能 2種
極めて高度な耐久性が要求される用途向けの性能 1種
- -
(公財)日本住宅・木材技術センターのホームページ資料より

テオリアウッドはこの濃度がK4と呼ばれる屋外向け(極めて高度な耐久性が要求される用途向けの性能)で処理を施しているため、直接木材を地面に埋めても30年の耐久性があります。

公的試験機関における野外での杭打ち実験では、2018年現在において30年以上腐れやシロアリの被害が無いことが実証されております。この実験は現在も継続中です。

実際に弊社で施工させていただいたお客様からも、30年以上腐らずに使用できお喜びのお声もたくさんいただいております!

なぜ高耐久を実現できるのか

木材を長持ちさせるためには薬剤をしっかりと注入する必要があります。しかし、一般的な高耐久木材は注入液を注入した後に加工するため、薬液の効果が十分に発揮されないことが多いのです。

テオリアランバーテックでは、現場での加工を極力なくす「プレカット材」に対して薬液を注入。また、あえて約80℃の中温乾燥(通常は120℃の高温乾燥)にすることでしっかりと薬液を浸透させています。手間と時間はかかりますが、これにより薬液の効果が持続し、無塗装で30年耐久という業界トップクラスの高耐久木材の提供を実現しています。

乾燥方法
天然乾燥
中温乾燥※1(蒸気式)
高温乾燥※1(蒸気式)
乾燥時間※2
1年〜
10日〜14日
7日〜10日
塗装の長持ち
浸透しやすい
浸透しやすい
浸透しにくい
乾燥方法
天然乾燥
中温乾燥※1(蒸気式)
高温乾燥※1(蒸気式)
反り・ねじれ
起こりやすい
やや起こりにくい
起こりにくい
色つや
非常に良い
良い
ほとんどない
乾燥方法
天然乾燥
中温乾燥※1(蒸気式)
高温乾燥※1(蒸気式)
表面割れ
起こりやすい
起こりにくい
起こりにくい
内部破損
起こらない
起こらない
起こりやすい

テオリアランバーテックでは「中温乾燥」の木材を使用しています。その理由は・・・

  • )鰭緞謬造量液が浸透しやすい
  • 塗装した場合も長持ちする
  • H燭蝓Δ佑犬譴起こりにくい
  • ぬ數寨茲凌Г弔笋残る
  • ド縮務笋譴起こりにくい
  • ζ睇破損が起こりにくい

木材を長持ちさせるためには薬剤をしっかりと注入する必要があります。しかしながら一般的に現在市場で入手できる木材は120℃以上で人工乾燥された高温乾燥木材がほとんどです。この高温乾燥木材ではせっかくの加圧注入処理が注入できないことは我々プロの間では常識です。当社では80℃という木にも優しい温度でじっくり乾燥した中温乾燥木材に加圧注入処理することにより、木材の中までしっかりと処理しています。

また、部材のサイズにもこだわりがあります。一般的に早く大きな面積を施工するために大きな寸法の木材を使う傾向がありますが、当社では注入が中までしっかりと入り、強度も十分な適正サイズを独自に決めて用いています。
さらに、自社加圧注入設備であるために、木材を出来るだけ事前にプレカットして後から加圧注入処理することで、切断面・接合面の耐久性能にも配慮しています。手間と時間はかかりますが、これにより薬液の効果が持続し、無塗装で30年耐久という業界トップクラスの高耐久木材の提供を実現しています。

安全・安心な木材

加圧注入処理は国際的にシェアが高く安全な木材の保存処理技術です。日本ではJIS(日本工業規格)やJAS(日本農林規格)に規定されています。
一般的な保存工場では建築用の屋内基準で製造することが多いのですが、弊社ではより厳しい屋外基準にて製造しております。
薬液の安全性においてもシックハウス法に該当せず、水辺での使用が可能な他、廃棄する際も全く問題ありません。